2002年から計画して親の遺産の北軽井沢の3000㎡の土地(ご存知のように地方の土地はただ同然だ。)に完全循環型の建物を作ろうと思った。その詳しい経緯は雑誌などで取り上げられているが、詳しくはこちら。建物は国産材オンリー、集成材合板の類は一切使わない、地下一階RC造、地上2階建て、日本の伝統構法で建てた。積雪こそ少ないが、冬は-15度以下になる地域なのに、無謀にも壁に断熱材が入っていない(屋根には通気層と断熱材が150mm入っている)。寒そうなので真冬(12月から2月の3か月間)は行かないことにしている。なぜこんな無謀なことをしたのかというと、太陽熱によるRC土間床の蓄熱とぐるりと居室を囲う形の土間空間部分の断熱性能みたいなものを体感したかったからだ。実際、今は土間空間で囲われた内部空間の居室にはペレットストーブがあり11月と3月ぐらいは何とか過せる。実は12月から3月のお彼岸までは行ったことがないのでどのくらい寒いのかわからない。4月の連休スタートからはカラッとした空気と涼しい気候で10月ぐらいまでは最高の避暑地である。とにかく、毎年ぼちぼちと敷地整備や建物の修復や新たな改築やらで夏の間は忙しい。