2006年5月27日(土)
平成18年5月27日に小雨の降る中、盈進学園東野高校の見学会が行なわれました。この建物は、C.アレグザンダーのパタンランゲージによるもので、緑の家学校の講師である中埜先生が一緒に設計・建設にたずさわったものです。 当日は、中埜先生の案内のもと、千葉大や多摩美術大の学生なども一緒の大所帯での見学となりました。 集合場所の正門から入っていくと、次に大きな第二の門があり、それをくぐると中には、大講堂や食堂、体育館、ホームルーム棟、職員室棟といった大小様々な建物が池を中心に配置されて学校というよりは、小さな町か集落といった感じでした。
特にホームルーム棟(教室)はそれぞれが別の建物で、小さな中庭を囲むように配置され隣の教室や食堂などに行くには、一度外に出て移動しなければなりません。廊下がなく路地や広場を通って行くことや、元の敷地(元は茶畑だったそうです。)の形状を生かしてあるために起伏があり、本当に小さな町のような感じです。
建物のデザインは、昔の蔵のようなものあり、西洋風のものあり、イスラム風ありといった感じで、単体で見てしまうと、何?と感じるところもあったのですが、全体でみると一体感のある落ち着いた感じがしました。実は、15年前に一度来たことがあったのですが、時間が経ち周囲の緑が成長していたこともあり、余計にそう感じたのかもしれません。
今回の見学会は、写真で見るのと現地で自分の目で見るのとでは、大きな違いがあると感じた見学会でした。 |