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ワークショップ・見学会 活動内容

2006年10月22日(日)

個人邸庭園工事 ワークショップ のご報告

講義内容
1.シンボルツリーの植え付け
2.広場の三和土(タタキ)工事

建物南側に聳えるようにある北斜面の庭園工事に参加させていただきました。

元からあった樹木を手入れし、天然資材(石・木・土)で作庭してありました。アプローチを、ユーカリの枕木とピンコロのペイブメントとし、枕木と石積みで大胆なアールのラインを描き、庭の重心となる建物前のテラス(今回の三和土工事現場)へとつなげています。

東南の陽が当たるロックガーデンには、石の隙間からお花がこぼれるように咲いていました。見る・味わう・楽しむ庭。見せ場をつくり、気勢を考えた真鶴石・根府川石の石組みと雑木から、心が洗われるような空気の流れ、力強さ(気)が感じられました。

大胆で、緻密なデザインが、美しい山の景色を持つ、心が和むお庭を創り出しました。自然から学ぶ。人間にとって何が必要か・・・川口先生の答えが聴こえるようでした。まだ第1期工事が始まったところです。これから、ますます楽しみです。

○シンボルツリーの植え付け  
 材料: ハナミズキ 1本

@ 根鉢(べい鉢状)のサイズより少し大きめに穴を四角に掘る。

A 客土(栄養分を含む土)を少し穴底に敷き、木の向き(見る方向)を考えて
据える。根鉢は、グズグズにしない。シュロ縄も解かない。(自然に返る)

B 根鉢の半分ぐらいまで客土を入れる。

C 根鉢の回りから水を溜める。水が溜まるまで樹木を動かさない。

D 木を斜めにして何度か揺らし、植木と土の間の隙間を作らないように密着させる。木を立て入れし、土を埋め戻す。幹の根元は土をかぶせない。

E 根鉢の周りに畝を作り、その中に水が溜まるまで入れ続ける。

F 水遣りは、畝の中の土が乾いてきたら水をたっぷりあげる。


樹木植え付け
○三和土の作り方 三和土(タタキ): 石灰安定処理工法
 材料: 土、消石灰、 砂

@ 土を15cm程掘る。十分に耕す。石やベンチの根元は注意深く掘る・

A 土中のごみを取り除き、土玉が無いように土をよくほぐす。

B 消石灰を撒く。割合は土2対消石灰1の割合。分量は、按配。

C 土と消石灰をよく攪拌する。混ざったら、少しホースで水を撒く。

D 手で握って丸めて崩れない程度の団子状上になるくらいならOK。

E 土の上を踏み固める。(足踏み・木槌のようなもので突き固める)表面に玉が出来ていないとgood。

F 土の表面を平らに均す。(10×30p程の板端切れを使って平らにする)次に機械で点圧する。もう一度細部を木槌で突き固める。

G 表面に砂を撒く。更に点圧する。

H 表面に浮いている砂を掃きだす。完成。


団子の説明


木槌で突き固める

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