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ワークショップ・見学会 活動内容

風の谷保育園和紙貼りワークショップレポート

2008年4月13日(日曜日)

「保育園に学ぶ」

市川の風の谷保育園で和紙貼りワークショップと見学会を催しました。

和紙は埼玉県小川町の久保和紙工房が漉いたすばらしい無添加手漉き小川和紙です。
貼るのは初めての人がほとんどでしたが、経験者のTさんKさんMさんに教えてもらいながら、参加者全員で楽しく貼りました。糊をつけた和紙は柔らかな手触りでした。


見学した風の谷保育園の保育理念は、こどもの生きる力を見守り育てる事です。この園の理想的な保育の環境イメージは、創造的で包容力のある森です。また、保育の環境で大事なことは、園児の食べる、寝る、遊ぶことの保証です。園には乳児から5才児までの全く生活リズムの違うこどもが一緒に生活します。その中で生育の基本の食べる、寝る、遊ぶことを各年代ごとに確保することは、こどものストレスを減らし自分を表に出せる事につながります。驚くことにこどもは以外にも社会に心を閉じ気味なんです。
森をテーマにした風の谷保育園は、新伝統木構法をもちいたリズミカルで適当にゆるみのある建物です。開放的な屋外デッキと楽しい庭と調和した心安らぐ空間です。参加者がすっかりここの住人に成ってしまったのも、楽しく作業を進められた要因だと思います。
風の谷保育園のように生活環境のイメージを明確にもち、具体的に作っていくことは、たのしいエコライフの家つくりの大きなヒントです。と言うか答えそのものです。
次の日に保育園に行き貼り上がった和紙を見にいきました。和紙は絹のような光沢で、障子越しの夕方の柔らかな光と戯れていました。

■「水切り」とは
切りたいところで折り目をつけた和紙を、たっぷり水を染み込ませた布(雑巾の新品)の上で、折り目線上に水を染み込ませます。
そして、ある程度染み込んだら、その線に沿って、引っ張っていき、ちぎります。
断ち目が自然に仕上がります。これを「水切り」と言います。

今回、風の谷保育園の幼児室に手漉き和紙、それも化学薬品を使わずに作ったものを貼らさせて頂きました。
伝統木構造の建物に実によくマッチしていて、毒気のない清清しさを満喫しました。

和紙貼りというと難しそうでしたが、和紙に糊をつけて、ぺたぺた張っていくだけでしたので意外と簡単!!
これなら、簡単なところなら、我が家でも出来るかなと感じました。
今度、ダンボール箱なんかで試してみようと思っています。(T記)

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