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北軽井沢プロジェクトのワークショップ 活動内容

2009年7月19日〜20日 ワークショップのご報告

北軽井沢の課外授業を目にした時から、実際に数日間生活できることを楽しみにしていました。当初、北軽井沢という名前から別荘地をイメージしていましたが、行ってみると広い畑と民家が点在する落ち着いた雰囲気でした。この景色を見たとき、ここに根付いた暮らしがあることと、都会には無い違った生活感を感じました。

滞在中の主な作業としては、草取り、芋掘り、芝張り、清掃などをさせてもらいました。普段の生活ではやらない作業もあり、特に芝張りは芝を取ってくる所からの作業だったので重労働でしたが、全員で楽しく行うことができました。きれいに広がっていた芝がとても根強く重いものだったことに、芝の目に見えない力強さを知ることができ、何年か先に作業を行ったこの芝の壁面が、青々と茂っているのを想像すると嬉しくなります。

 

写真:芝張りの様子

 

宿泊した母家も試行錯誤している部分がまだありましたが、夏の日差しをうけても中は快適でした。私の住んでいる家に比べれば気密性などは劣りますが、素材そのものが見えることや木の香りがすることで、自然の中にいる安心感がありました。

(設計者注:まだ工事中で、外回り木製建具はピンチブロックやモールが取り付けられていません。但し、ガラスは寒冷地用ローイーガラスがはいっています。内部建具工事もまだ、はめ込まれていません。)

写真:芝張り終了

 

二日間の作業を体感することで分かることが多くありました。北軽井沢プロジェクトにしてもエコロジーな環境全体にしても、人から聞くことも大事ですが自分がやったことの結果や感じたことは一番説得力があります。

普段はエンドユーザーとして消費者としてでしか物に触れない生活をしている自分にとって、手に届くまでの苦労や育てる苦労を肌で感じることが出来たことはとても幸せなことだと思います。自分の体験したことは、ほんの一部でしかなかったですが、そのほんの一部を体感することでも価値観が変わったと思います。

この課外授業に参加して多くの収穫を得られた二日間でしたし、天の川が見えたことや近くのレストランで異国の音楽を聴けたことも収穫のひとつでした。

これからこのプロジェクトが育っていくことと一緒に、自分を含めて多くの人の気持ちも育っていってもらいたいと思います。

YS記

左:ミソハギ 右:オミナエシとノコギリソウ

左:レンゲショウマ 右:ヤマハハコとモミジ

 

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