<<ホームへ
<<活動履歴目次へもどる
<<2004年目次へもどる
 

北軽井沢プロジェクトのワークショップ 活動内容

2004年9月23日 新伝統木構法構造見学会のご報告

9月23日(秋分の日)の午後1時から4時に、オルガネラ コテジーズの母家の新伝統木構法の構造見学会が行われました。事務局からは、芝、山口、開内、中澤、石鍋、緒方、木村が参加し、現地の光建築工房さんとともに、準備、運営、片づけを行いました。


午前中に会場設営、看板、配付資料、受付の準備を整え、1時より受付を開始、自由見学が始まりました。
悪天候の中、午前中から来られている方もいて、1時半頃までには40名弱の見学者でにぎわいを見せていました。

母家の建物は北側の合成曲がり梁が全部かかり、南側の格子梁を三浦創建の岡大工さんたちが組んでいる状況です。見学者は最初は見たことの有るような無いような不思議な建物を遠巻きにながめ、少しずつ確認しながら建物内に入っていきます。見学者が建物内をうろうろジロジロしている上で、岡大工さんたちがトンカントンカン作業を進めている、なかなかの臨場感ある見学会でした。

一通り内部を見終わった見学者は、オルガネラ全体の施設を見学したり、母家をみながら参加者同士で意見を出し合っていたりしました。

その後、2時半より工事中の母家の居間で説明会を行いました。

光建築工房の新井さんの司会進行により、まず、緑の家学校の芝が北軽井沢プロジェクト「オルガネラ コテジーズ」の全体説明、母家やバイオガスプラントの設計を例に、エコロジカルな視点からの建物と土地の在り方を具体的に説明しました。

次に、三浦創建の三浦棟梁から、母家の新伝統木構法のディテールの説明、特に、木の特性、組み方による新伝統木構法の技術的な可能性と取り組みかたについての説明をしていただきました。

続いて、伝統木構法学会会長の増田一眞先生に、伝統木構法の講義、特に、新伝統木構法の総持ち構造の考え方と、構造耐力と耐久性が高いこと、木造の技術と美しさの話をしていただきました。

最後に、工事手間のことや技術的なことなどの詳細にわたる質疑応答を経て、4時に見学
会を終了しました。

多くの勉強熱心な参加者と先生方の熱意がひしひしと伝わりました。新伝統木構法のことや、エコロジーのことなどいろいろな意見が聞け、考える事の出来た意義のある構造見学会でした。

 

▲ページ上部へ