3月19,20日久しぶりの北軽井沢でした。やっと北軽井沢も春の兆しです。冬篭りから目覚めた「オルガネラ コテジーズ」の母家もピカピカの木製ガラス窓をまとって誇らしげです。
日差しが入って室内は思いのほか暖かい。唐松林の向こうに真っ白な浅間山、白根山、湯ノ丸山も青い空にくっきり。空気が夏以上に澄んでいます。
午前中に、松本牧場、銀亭、中村農場、黒岩さんを訪れ、ランドスケープデザイン誌47号を配りました。みなさん似顔絵を楽しんでくださっている様子。
午後から、嶋村先生による植生勉強会。先生は長野原町役場にお勤めですが、あちこちの山に登ってたくさんの自生植物の写真を撮影し、植物の造詣が深い方です。
浅間高原の植生の特徴は標高1000メートル以上にもかかわらず、ブナが無いことです。
ブナは雪の多い寒い所にしか生えないということで、北軽井沢は雪が少ないからだろうということでした。
また、草類はシャジクソウ、グンバイヅルの2種が浅間高原に見られる特徴的な植物だそうです。逆に盗掘でヤマシャクヤクが、草原の喪失でアズマギク、オキナグサが見られなくなったそうです。
朝一番に狩宿村の水源地でザゼンソウとワサビの花を見ることが出来ました。
ワサビ
ザゼンソウ
午後から嶋村先生がおっしゃっていたレンゲツツジの群落があるという車坂峠,湯ノ丸スキー場を通って小諸に抜け、海野宿を見学しました。立派なウダツが上った商家の町並みでした。