5月連休に北軽井沢プロジェクトのワークショップを行いました。
母家前にて。
総勢40名が参加しました。
母家の様子
初日(3日)五月晴れのなか次々と参加者が集まりました。
まず大工さんが精魂込めて建てた家の柱や床を、土壁作業の汚れや傷から守るために養生をしました。大勢で柱に紙を巻き、家具にフィルムをかけ、床にパネルを敷き込みます。
夕方に左官指導の石川さんが到着して、現場で竹と藁と泥について講義してもらいま
した。講義は作業終了後の夜もお酒を飲みながら楽しく続けられました。
石川先生
竹と藁と粘土の基本的な使い方を丁寧に説明してくれました。
いよいよ壁塗りです。今回は土壁の下塗りで砂シックイを塗りました。石灰、砂、藁を錬って次々と壁に塗っていきます。参加者は大人も子供も夢中で壁に向かってコテを動かしています。順番を待ちきれずそわそわする人。何しろ40名もいるので大変です。
昼食は平井農場の豚肉と有機野菜で作ったおいしい豚汁です。
午後はさらに息が合った作業でどんどんと壁が土壁で埋まっていきます。
4時ごろにはほぼ塗り終えて、夕方の作業終了時には参加者の満足な顔でいっぱいでした。
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りりしい女性会員のコテさばき |
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緑の家学校会員の |
片山隊長はじめ塗り壁隊の |
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気持ちの良い2階の下塗りが出来ました |
3日目の作業は、片づけと掃除、そしてバイオガスプラントのおが屑断熱です。
昨日の3分の1の人数なので何か静かです。壁塗りの楽しい作業の余韻がのこり、みんな淡々と働きました。
4日5日目は地域の環境を見て歩き、植生観察をして、山菜を採り楽しみました。
自然エネルギーの仕組みを見て使い、エコロジカルハウスに泊まり、地域を考え、実際に建設に参加する実のあるワークショップでした。
初参加の脇野 薫平さんの談
「土壁塗りのワークショップはとても楽しく体験させていただきました。
そして、自分たちの力でエコな家づくりに実践されているのを見て、将来自分の家を自分で作りたいと漠然に考えていたのですが、本当にできるんじゃないかと思えてきました。ありがとうございました。」