今回はあいにく降ったり止んだりの天気でしたが、紅葉の始まるなかで日干し煉瓦作りや 植生園の基盤作りをやりました。
母家の周りに壁面緑化用に植えた花豆が大豊作で、おいしく頂きました。
畑でもかぼちゃがいっぱい収穫できて、ピザ窯でじんわり焼いて食べましたが絶品でした。
日干し煉瓦は前回と、飯田と今回で3回目。大分、要領も飲み込めてきて、作業は順調にいきました。 粘土(荒木田)、砂、きりわら、石灰をまぜてつくるのですが、現場にあった粘土の粘りが強すぎるので、金網でこすなど新たな工夫もしました。 |
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粘土を網でこして砂と混ぜ、 |
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石灰に水をいれてクリームをつくります。 |
広縁で仲良く日干し煉瓦つくり |
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植生園の基盤づくりは敷地を光建築工房さんに均してもらってから、庭の図面を元に紐を張りました。 全体のバランスと現場にある樹木の状況など考慮してデザインを調整して、配置を決定。冬に向けて霜が起きないように、園路を踏み固めて麻シートを敷きました。 |
植生園の地縄をはりました |
植生園の基盤づくりで敷地の高さが決まったので、前回つくった土壌浄化排水路に腐葉土をかぶせました。腐葉土は小雨の中、北軽井沢の大学村で集めてきました。
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7月につくった土壌排水路に |
地場の土と腐葉土をよく混ぜます |
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2日目は地元の群馬建築士会のエコ住宅勉強会が母家でおこなわれました。 光建築工房さん達の尽力により大勢の参加者であふれ、エコハウスと環境と地元の問題ついて、話は盛り上がりました。 |
エコ住宅勉強会 |
建築に傾倒しているわけでもなく、造園に興味があったわけでもなく、エコロジーに熱心な関心を寄せていたわけでもない私が重い腰を上げ、北軽井沢まで足を運んだのは「好奇心」の一言に尽きたかもしれない。
肌寒く、小雨まじりの中、1日遅れでの参加。作業中の参加者は快く私たちを迎えてくれた。
軽口をたたきあい、言葉を選ぶ必要のない空気感。誰もがリラックスした精神状態で気ままに作業を進める心地よさ。泥を漉し、砂と切ったわらを攪拌機で混ぜたのち、石灰を加えてさらに混ぜ合わせた土を使っての日干しレンガ作りに没頭。無心で体を動かすことの懐かしさ。同じ作業の繰り返しに上達していく自分を感じられる快感。次第にできあがっていく数々のレンガを見る楽しさ。
北軽井沢からの帰り道、心地よい体の疲れに流されるように深い眠りへと落ちていけることが、とても健全で、とても大切な営みを終えたような感覚を覚えた。