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北軽井沢プロジェクトのワークショップ 活動内容

2006年9月23日〜24日 ワークショップのご報告

やっとトイレが使えるようになりました。現場用仮設トイレから開放されることになりました。ホッ!
オルガネラ コテジーズの当初の計画では、バイオガスプラントで屎尿を嫌気性発酵させて、メタンガスと液肥を取り出す予定でした。計画している大きさのプラントを稼動させる為に5棟分の屎尿が必要です。しかしコテジーズの他の棟の建設予定がまだ立っていないため、母家の汚水処理に土壌浄化排水システムを造ることになりました。

7月に屎尿沈殿槽と毛管浸潤トレンチ式の排水装置を作り、並行して雨水利用貯留施設をつくりました。そして9月に雨樋からの雨水を地下埋設型のフィルターを通して地下水槽へ入れ、それを浮型取水口から取り入れてポンプアップしてトイレタンクに入るわけです。やっと水の循環利用システムが出来ました。

それにしても驚いたのがトイレに流す水の多さです。勿論節水型のトイレをとりつけているのですが・・・、ワークショップの間、まだ雨水が使えない時に湧き水を汲んで使ってみたのです。湧き水は今まで飲料用と台所の調理と食器洗い用に使っていました。実際比べてみると、トイレの流し水は台所で使う水の倍量つかっていることが判りました。普段、何げなく私たちはトイレに行って、当たり前のようにジャーと「水に流す」ことをしているのです。それもさんざん手間ひまとコストをかけて浄水し、はるばる遠くから運ばれてくる水を!水の循環システムをつくってみて、水の大事さがつくづくよく分かりました。

近年、至るところで湧水や井戸水が汚染されています。この自然豊かな北軽井沢でさえ、農薬や生活排水による土壌汚染で井戸水が使えません。水道水も安全といえなくなって久しいです。地球は水の惑星です。全ての生物は水ナシには生きていけないといっても過言ではありません。水を大切に!


朝日を浴びる母家東


建物手前のドライエリアに
沈床温室をこれから造ります

 

今年の春から造ってきた高原植生園。母家の南と西を囲むようにして池や2箇所のロックガーデンと共につくっています。循環型有機農家の堆肥と、北軽井沢の腐葉土で植え床をつくりました。大きい浅間石で形をつくり、軽石を敷いてロックガーデンをつくりました。


ロックガーデンと母家


軽石を敷きこんだロックガーデンに
イブキジャコウソウを植え込む


ロックガーデンとビオトープ


高原植生園


草刈り、腐葉土いれ、
ロクガーデン軽石いれ


軽石を敷きこんだロックガーデンに
クロマメノキを植え込む


軽石を敷きこんだロックガーデンに
シラタマを植え込む

植える植物の植生を知るため、毎年北軽井沢周辺をフィールドワークしてきました。朝早くに澄んだ酸素いっぱいの空気を吸い、浅間山の山麓を散歩しながら植物観察をするのは無常の喜びです。陽の当たるところの好きな植物。岩に寄り添っている植物。

林床木陰がすきな植物。昨年、一昨年と、見た植物がそこにあるというだけで幸せな気持ちになってしまいます。


植生園。
ロックガーデンとビオトープ


ロックガーデンに植えたイワカガミ


ロックガーデンに植えたシラタマ


最初に紅葉するツタウルシ

今回、植え込み作業はロックガーデンにイブキジャコウソウとシラタマノキ、イチハツ、クロマメノキ、ガンコウランを植えました。花壇にはレンゲショウマ、ヤマハハコ、ヤマニンジン、アキノキリンソウを定植し腐葉土でマルチングしました。アズマ
シャクナゲやナナカマドの苗も試験的に仮植えをしています。試験的に植えておいたコケモモやイワカガミが根付いてくれたので一安心です。移植したエンレイソウはしっかり花を咲かせて実まで付けてくれました。

これから敷地内にあるワレモコウ、オトギリソウ、ヤマホタルブクロ、チダケサシ、ツリガネニンジン、アヤメ、ヒヨドリバナ、ハルリンドウなどを少しずつ気をつけながら移植する予定です。


南の植生園と母家

 

 

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