サンゴジュ
スイカズラ科の常緑広葉樹。葉は大きく長さ10〜15cmとなり、表面は光沢のある濃い緑色。成長は比較的早く、剪定に耐え、萌芽力がある。元来暖地性ではあるが、東北南部まで植栽は可能である。
サンゴジュは葉が大型で丈も高く、厚みがでて風格のある生垣となる。反面繊細な感じに欠けるため、使う場所を考慮するとともに、好き嫌いが出やすいことにも注意したい。
耐潮性、耐陰性、耐煙性などがあり、環境圧に対して強い樹種の一つである。特に防火用としては効果が認められている。花は六月に白い花をつけ、十から十一月に実は紅熟する。小さな紅い実がびっしりとついた状態は美しく、これを珊瑚に例えて名称とされた。
若葉はサンゴジュハムシに食害を受けやすいので消毒が必要。 |