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生垣探偵団ヘッジホッグ

 

第7回 2006年3月12日(日)佐倉生垣観察会

城下町であった佐倉は昔ながらの農家や武家屋敷が残っており、のどかな田舎の
風景が広がっている。時折ふく春一番の風が舞い上げる土ぼこりに悩みながら歩く。

のどかな農道の向こうに見える高垣は家をすっぽり隠してしまうほどの高さ(7メートル位)
があった。用の美である。先祖代々の農家が大切に守ってきた事がしのばれた。

樹齢200年以上のモチの古木があったりと手入れと労力が行き届いていて見事な眺めだ。

武家屋敷は防御を考えた工夫で、屈折した道路に面して土塁や生垣が築かれている。
庭先の慎ましい畑から当時の藩士の生活ぶりがしのばれた。

それにしても怪しげな人達がいると佐倉の人は思っただろう。
数人のオトナタチが生垣の周りをうろうろと、長い間ためつすがめつ、見ているのだから。
早春を告げるフキノトウがいたるところに生えていて、生垣の観察はしなくてはならず、
フキノトウも取らなくてはと一同大忙し!

かって印旛沼だった低地と高台をいったりきたり、佐倉の地形を存分にあじわった一日でした。


萩山新田高垣
きれいに刈り込まれた高垣は
20人工掛けて年に2〜3回手入れする
生垣をくりぬいた楽しいゲート

高さ6.5mのモチの高垣が60m連なる
 
武家屋敷
リュウノヒゲの土塁とマキの生垣で構成 敷地内からみる。敷地が土塁の高さの屋敷もある。

武家屋敷菜園
菜園と、お茶の生垣や柿、ユズ、ビワなどでつくられた食べられる庭。
上代高垣
モチ、ツバキ、サワラの高垣が70m連なる。 リュウウノヒゲの土塁が美しい

ダイナミックだけど段になっているので威圧感がない
   
大蛇の高垣
高垣を利用したゲート 5棟で150mも連なるモチの高垣
裏から見ると怪獣みたい 共同で手入れをする
   
砂塵

萩山新田にて。
高垣が必要なのがよく理解できる。
   
梅園 おおいぬのふぐり

佐倉城後の梅園の紅白の香り

印旛沼跡地のオオイヌノフグリ
   
 
すだじい マキ

樹齢200年のスダジイがあちこちで見られる
 
 
竹林 印旛沼高垣

裏山は風で竹どうしがぶつかり音を奏でている

敷地の四方を囲う造形的にきれいな高垣。
樹種はマキとモチ
 
谷地の生垣

風が弱いので高くない

ツバキとマキ