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よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2005年
10月30日(日)
11月3日(祝)

ワークショップ:米作り(7) 
≪稲刈り≫

5月に「もみ種」をまき、6月に「苗」を植え、7・8月と「除草」を行い、約半年に渡って、皆で育ててきたお米が、いよいよ収穫です。田んぼは、一面、黄金色に色づき、稲穂は重そうに頭を垂れています。この風景には、単純にきれいだなぁと感じさせるとともに、何かとても気持ちを安心させるものがありますね。

 平井さんは、周りの農家さんたちよりも「田植え」が遅かったのですが、「稲刈り」も2週間くらい遅いとか。そのとき、稲がまだ残っていたのは、平井さんの田んぼだけでした。そのやり方の方が、お米がぐっとおいしくなるそうです。

 参加者は、おのおの手に鎌を持ち、さあ収穫だと意気込んでいたのですが、お米は、作物の中でも非常に機械化されているとのことで、手刈りで行う部分はごくわずかなのでした。
 基本的に収穫は、コンバインという機械を使って、刈り取りから脱穀(「稲穂」から「籾(もみ)」をはずしてとること)まで、一気にしてしまいます。その後、「籾」を乾燥機を使って乾燥させるのが通常のやり方ということでした。手刈りで行うと脱穀するのが大変ということなので、手刈りをメインで行うのは残念ながら諦め、コンバインでは刈り取りができない、田んぼの四隅2mくらいと、ぬかるみがひどい箇所について、刈り取りを行いました。

 鎌は、ギザギザの刃がついている、専用のものを使います。1株ずつ稲を手に持って、地面に近い5cmくらいの高さのところに刃をあてます。そして、手前に引くときに力を入れて刈り取ります。ザクッという手ごたえがあり、とても楽しい作業です。平井さんは、リズミカルに5株くらいずつ刈り取り、どんどんと進んでいきます。プロのスピードは見ていて気持ちがいいものですね。子供たちも、それぞれのペースで、初めて体験する稲刈りを楽しんでいました。

 お米を乾燥させるには、少し時間がかかるということなので、今回は新米を食べれませんでしたが、次回、伺うときには食べれそうです!吉井町で取れたものは、その土地で食べるのが一番です。おいしいお米を食べに、ぜひいらしてくださいね。

 また来年は、平井さんの田んぼのお手伝いに加えて、できれば緑の家学校でも田んぼを借りてお米を作りたいと考えています。手刈り&天日干しにもチャレンジして、更に収穫の楽しさを味わえる企画にしたいと思います!こうご期待ですよ!