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よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2006年
3月25日(土)

ワークショップ
有機野菜教室:第一回≪ブロッコリーの植え付け≫

 有機農家の平井さんと一緒に作業しながら、春・夏野菜の育て方を学ぶ、有機野菜教室が始まりました。ぽかぽか陽気の中、東京・千葉・神奈川からの参加者、計7名で行いました。なかでも遠い方は、逗子や大船から駆けつけてくれました。湘南新宿ラインが高崎まで通っているから、楽だし、けっこう早いそうですが、すごいですね。

  「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、春のお彼岸を過ぎるころから、本格的に春・夏野菜の種を蒔きはじめるといいそうです。今回は、春・夏野菜のスタートということで、2月のEN農でポットに種をまいて大きくなったブロッコリーの苗を、畑に植え付る作業を行いました。

 

 

  当日は植え付けからだったのですが、まず最初に、前日に行っておいた、植えつける畑の作り方について、簡単にご紹介しておきます。始めに、耕運機をかけて、土を均しておきます。そこに、ぼかし肥とカキ殻石灰を軽く散布して、雑草対策と保温のための黒マルチ(130センチ、生分解性のもの)を張ります。マルチがしっかり張れたら、株間40センチ間隔で3条ほど、棒で穴を開けておきます。これで、下準備は終了です。

 

  そして有機野菜教室の当日です。最初に、マルチの穴が開いている部分に、たっぷりと水を遣ります。水が目いっぱい入ったジョウロはとても重く、しかも水が入ったタンクと散布する場所を何度も往復するので、それだけでかなりいい運動になります。ヒップアップ効果も期待できます(笑)。ちょっときつい作業でしたが、順調に水を遣り終えたら、4〜5センチ程度に成長したブロッコリーの苗をポットから丁寧に取り出し、1つ1つ植えつけていきます。植え付けたら、もう一度、苗に水遣りをして、根付きをよくします。

 

 

 しっかり水を遣ったら、不織布をベタがけして完成です。ブロッコリーを春まきする場合は、モンシロチョウなどの病害虫対策をしておいた方がいいとのこと。春は、虫たちが活動を活発化させる季節でもあるんですね。

 

 

 お昼は、有機野菜のカレーに、コウタイサイのおひたし、キャベツの塩もみをいただきました。どれもおいしかったですが、特にコウタイサイが甘いと大好評でした。アブラナ科の中国野菜で、漢字では、紅台菜と書くそうです。生では紫色の茎をしていますが、茹でると鮮やかな緑色に変わるから不思議。いろいろな野菜がありますね。

 のんびりと休憩して、午後は、キャベツとブロッコリーの種まきと、オクラのポット作りを行いました。床土には、炭を作るときの熱を利用して焼いた土を使います。平井農場では、いろいろなものが循環しているから面白いんですね。

 種まきは、四角いトレーに床土を入れ、水を遣り、それぞれ種をバラ蒔きして、籾殻くんたんを薄くかけて出来上がり。その上に保湿のために1枚の新聞紙をかけて、発芽を待ちます。ちゃんと芽が出てくれるといいですね。心地よい疲れの中、17時ごろ解散となりました。また来月をお楽しみに。