<<ホームへ
<<プロジェクトインデックスへ
<<活動履歴目次へもどる
 

よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2006年
3月26日(日)

ワークショップ
有機栽培キウイ教室:第二回≪堆肥・カキ殻石灰の施肥≫

  2月に予定していたキウイ教室が雨のため中止になってしまったので、今回が第二回目となりました。7名が参加して、作業を行いました。今回はコースの一連の作業としては珍しく、力仕事的な内容なので、ある程度の人数が集まってほっと一息です。朝9時半に平井農場に集合して、車に分乗してキウイ園へ向かいます。途中、梅の花があちらこちらで咲いていて、ずいぶんと春らしくなっていました。

 

 

  さて、作業はまず剪定した枝をまとめるところから。1〜2月の冬の間に剪定して落ちている枝をかき集め、一輪車で運びます。これだけでも体が温かくなり、汗ばんできます。

 


 だいたいの枝を拾って、キレイになったところで、木のまわりを中心に、一輪車とスコップを使って堆肥を全面に散布します。堆肥は、平井さんのものを使わせていただきましたが、しっとりとしていて色艶がよく、見るからに効果がありそう。この堆肥は、おがくずと豚の糞尿が中心ですが、じっくりと発酵させて完熟状態にしているため、匂いも全くしません。

今年は、堆肥に加えてカキ殻石灰も散布しました。カルシウムやミネラル分が補給でき、糖度が上がるそうです。今から収穫が楽しみです。

 しっかり午前中は作業をして、お昼は、いつもの自然食レストラン「自給屋」さんでいただきました。今回は春らしく、山菜の散らし寿司と白和え、お吸い物。おいしいことはもちろん、お腹が空いていることも手伝って、皆、ぱくぱくとあっという間に平らげました。

 食事のあとは、自給屋さんの裏手にあるバイオガスプラントを見学させてもらいました。野菜の残渣や家族の糞尿など、有機質の廃棄物を発酵させて、液肥(えきひ)とガスをという仕組み。作りはシンプルですが、有機農業で活用度が高い液肥が十分に取れるそうで、効果は大きいようす。また、自分自身の排泄物で地球を汚さずにすむのはとても気持ちいいもの、とおっしゃっていたのが印象的でした。

 のんびりとお昼休みを取って、午後の作業に入りました。下のキウイ園を中心に、堆肥とカキ殻石灰を全面に撒きました。ある程度撒けたところで、耕運機をつかって、軽く土に鋤き込んで、馴染みをよくして終了。これは、除草も出来るので、一石二鳥です。雑草が生い茂る前の今の時期にできれば、あとが楽になるはず。


一輪車で堆肥を運ぶ         カキ殻石灰を撒く

 さて、次回は、4月16日(日)に「除草」を予定しています。今回、手が入れられなかった部分を中心に行いますが、作業内容としては、けっこう少なくてすむと思いますので、気候がよければ、朝日岳(キウイ園がある山)でハイキングをしたり、沢の水が出ているところにいったりと、近くをいろいろと散策してみたいと思います。お楽しみに。