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よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2006年
5月7日(日)

ワークショップ
キウイ教室:第三回≪摘蕾と芽かき≫


↑たくさん蕾が出来ています

 4月のキウイ教室が雨のため中止となってしまいましたので、約2ヶ月ぶりの開催です。当日も雨で開催が危ぶまれましたが、運良くなんとか天気がもって、作業を進めることができました。

 さて、今回の作業は、新梢に出来ている蕾(つぼみ)を摘み、適当な数にする「摘蕾(てきらい)」と、新梢以外から出た芽を摘む「芽かき」を行いました。  


 まず「摘蕾」ですが、1本の新梢に蕾を2〜3つ程度残し、それ以上出来ている蕾を指で摘み取って、実を大きく生らせるという作業です。


↑2つついている蕾を1つ取ります

摘み取リ方は、一番根元に出来ている蕾は、形が悪いことが多いので摘みます。また、先端に出来ている蕾は小さいので、これも摘みます。その他、1箇所から数個出来ている蕾があり、それも大きいものを残し、1つにします。まだ本格的に「摘蕾」を行うには、2〜3日くらい早いそうで、蕾が小さくて非常に弱く、ちょっとひねるとポロっと落ちてしまうので、慎重に作業を行う必要があります。しかし、ずっと上を向いての細かい作業はとても大変で、すぐに首が痛くなってしまうため、休み休み作業を行いました。

 


↑新梢が出始めたキウイ園

 それから「芽かき」ですが、キウイは新梢以外からもどんどん芽が出て、枝を伸ばそうとする習性があります。ただ、その枝にはあまり実がつかないため、早めに芽を摘み取って、養分を新梢の実に集中させてやるという作業が必要になります。今の段階でしっかり出来ると、果実に日が当たりやすくなり、また夏の剪定も楽になるということなので、「摘蕾」をやりながら、順々に芽を摘んでいきました。

 

 今年は、堆肥と牡蠣ガラ石灰の有機質肥料のみで育てているため、(化成肥料をやっていた)例年に比べて、蕾のつきは少ないとのことです。でもその代わり、大きくて甘いキウイが出来ることを期待しましょう。

 お昼は、いつも通り「自給屋さん」で、春の山菜そばと筍ご飯、うどのきんぴらという春満載の食事をおいしくいただきました。一休憩したあとは、自給屋さんが作られているお米の苗床を見学しました。自給屋さんも、お米を手植えで栽培されているのですが、苗は、水の中で育てるやり方で行われています。前々日に行った緑の家学校の有機米教室では、陸の上で育てるやり方ですので、人によっていろいろなやり方があるんですね。これからの成長も、何か違いが出てくるのか楽しみです。

 最後に、次回の連絡ですが、いよいよキウイ教室のメインイベント「受粉」と「除草」を、5月27日(土)に予定しています。ちょっと興味があるという方も、お気軽にご参加ください。