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よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2006年
6月17日(土)

ワークショップ
有機米教室:第二回≪田植え≫

 有機米教室の前半の目玉、田植えを行いました。

5月5日に蒔いた種もみは、まずまず順調に成長して、だいたい20センチくらいの高さになっています。(種を蒔いた苗床は、あらかじめビニールをかけ熱処理をして雑草対策を行っていたのですが、不十分な箇所もあり、雑草の勢いがすごく、この約1ヶ月間の苗間の除草がなかなか大変でした。除草は適期を逃すと、何倍も大変になってしまいますね。除草の手伝いに来てくれたOさんご夫妻、助かりました。ありがとうございました!)

  まず、午前中は、苗取りを行いました。苗の根元を持って、1本1本、根を切らないように丁寧に抜いていき、ある程度の束が出来たら、稲わらで一まとめに結んでいくのですが、平井さんの苗取りの速さには、一同びっくり。ここ数十年、苗取りはやっていないそうですが、そこはやはり昔とった杵柄、熟練の技です。それから、稲わらで結ぶ結び方にも一工夫ありました。あとで田植えをするときに、ほどきやすいよう、引っ張るだけで取れるけれど、しっかりとした結び方です。こういった小さなところにも、色々な技術があります。

 

 

  昼食の後、いよいよ田植えです。まずは、午前中に用意した苗の束を田んぼに均等にばらまきます。そして、みんな裸足になって田んぼに入り、横一列に並んでスタンバイOK。紐を横にピンと張っておいて、そこにある赤い目印のところ(約8寸間隔)に、出来るだけまっすぐになるように、2〜3本ずつ苗を植えていきます(まっすぐになっていないと後で除草をするときに、八反転がしという道具が使いづらいそうです。)。横に1列が植え終わったら、その前列の1列を植えるという感じで、2列ずつ植えていきます。大人も子供も、それぞれのペースで楽しみながら、約4畝の田んぼを、だいたい3時間くらいで、終わらせることができました。

 

 植え終わったら、米ぬかを薄く一面に撒いて、除草対策を行います。米ぬかによって、光を遮断させたり、微生物が一時的に急増するので水中を酸素欠乏の状態にして、雑草の芽が出るのを防ぐことができるといいます。

 一日しっかりと作業をして、いい汗を流しました。秋の収穫が待ち遠しいですね。