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よしい 里山農学校 EN農クラブ moles

活動報告
2006年
9月24日(日)

ワークショップ
有機野菜教室:秋冬コース第一回
≪大豆の草刈り、ワケギの植え付け、日本ほうれん草の種まき≫

 さわやかな秋晴れの日となりました。今回から、秋冬野菜の栽培を学ぶコースが始まります。大根・ニンジンなどの根菜類、白菜・水菜・ほうれん草などの葉もの野菜、それから長ネギやブロッコリーなどを育てていきます。これからだんだんと寒くなるので、外の作業が大変になってきますが、はりきっていきましょう。


大豆畑のようす

 さて、今回はまず大豆の草取りを行いました。大豆は、7月下旬に種まきをして、8月に一度、雑草の除草をしたのですが、特にアカザの生育が早く、大豆よりも背が高くなり、生い茂ってきたため、二度目の除草を行いました。草削りや鎌を使って、アカザの根を切りひとまとめにして、畑の際へ運びます。こうすることで、種が畑の中に落ちないようにしているのです。1反ほどの広さがあったのですが、今回は参加人数が多かったので、2時間程度で終わらせることができました。

     

 


ワケギの植え付け

 五目おこわと天ぷらという豪華な昼食をお腹いっぱい食べたあと、午後の作業に取り掛かりました。まずは、ワケギの植え付けから。今年は梅雨が長引いたため、ワケギがだいぶ病気になってしまったとのこと。そこで、ワケギを一度掘り起こして、一週間くらいお日様に当てる日光消毒を行ったそうです。たったこれだけで、病気がずいぶんと改善されます。ワケギは、耕運機で軽く溝を切ったところに、20〜30センチ間隔で植え付けます。量が少なかったこともあり、1時間ほどで終了しました。

     


マルチによる土壌消毒

 続いて、日本ほうれん草の種まきです。気候がすごしやすいこともあって、今回は作業がはかどります。まずは、種を蒔く畝を作るところから。ほうれん草は、キュウリの後作として蒔くのですが、そこにちょっとした秘密があります。それは、キュウリの栽培時に敷いていた透明マルチが、日光消毒の役目を果たし、土の表面に存在する雑草やその種を、既に消毒してくれているそう。これがうまく行っていれば、秋や冬に除草しなくてもいいそうです。

   


きゅうりの網・支柱の後片付け

 作業の手順としては、きゅうりの網や支柱を片付けたあと、畝の上にゴミ(雑草の種)を落とさないよう、慎重にビニールマルチをはずします。その後、酸度調整のため、苦土石灰を表面に軽く振り、「種まきごんべえ」で種を蒔きます。そして最後に、ローラーでしっかりと天圧して終了です。日光消毒されているのは、表面の2〜3センチだけなので、作業の間中、土を混ぜないように気を遣いました。さて、果たして雑草がどれだけ生えてくるか(生えてこないか)、次回がとても楽しみです。