ワークショップ 有機米教室:第一回≪種もみ蒔き≫ 有機米教室が始まりました。今年は、平井さんから4畝(120坪)の田んぼをお借りして、手植え、手刈り、天日干しの有機米作りにチャレンジです。お米は、農業の中では最も機械化が進んでいる作物の1つで、ほとんど機械で作業ができるため、実は平井さん自身も何十年ぶりに手植えを行うということ。うまく収穫できるか、楽しみです。 さて、第一回の今回は、種もみ蒔きを行いました。作業の事前準備として、1週間ほど前に、唐箕(トウミ)を使って、よい種もみを選別し、60℃のお湯に5分間浸し、温湯消毒しておきます。その後、種もみを水に浸して、発芽を促しておきます。水は、毎日取り替えます。このあたりのやり方は、昨年と同じなので、より詳しくは、2005年5月14日(土)〜15日(日)ワークショップ:米作り(1) 種もみ蒔き をご覧ください。 それから苗床について。今年は手植え用に苗を大きく育てる必要があるので、苗を畑で育てます。(昨年は、田植え機を使用したので、苗箱を用いました。)そして、種もみを蒔く場所にも、ちょっと一工夫。稲の苗が育ちやすい環境は、もちろん雑草にとっても育ちやすい環境です。そのため雑草対策が必要となってくるわけですが、今回は、種もみを蒔く場所に、透明のビニールを一月間ほど張り、表面の雑草を熱処理(発芽した雑草やその種を、熱で枯らしてしまう)しておきました。これだけで雑草対策にかかる手間が、だいぶ違うそうです。
(ビニールで熱処理された苗床→) さて、種もみの蒔き方ですが、まずは三角ほうで、浅く溝を作ります。そこに、種もみを筋蒔きしていき、軽く土をかけます。
(←三角ほうで溝を切り、種を蒔く) その後、ローラーで鎮圧して、水分が地面から上がっていくように、水道(みずみち)をつなげておけば、だいたい完了です。あとは、水分の蒸発を防ぐために、新聞紙を1枚被せ、鳥よけに不織布をかけておきました(種もみを食べられないように)。
(ローラーで種もみを鎮圧→)
(←新聞紙と不織布をかけて完成)
早ければ3日程度で、発芽するそう。発芽したら新聞紙は取ります。また、特に水遣りなどはせず、雨で十分とのこと。成長の経過は、メーリングリストでもご報告しますので、お楽しみに。 午後は、田んぼの下地作りで、堆肥と牡蠣ガラ石灰を均等に撒き、あぜの草刈りを行いました。ちょっと体を動かしただけなのに、汗がどっと出てきて、いい運動になりました。 次回の田植えは、6月17日(土)を予定しています。お米を作ってみたい方、どしどしご参加ください。 |