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広報/学校新聞

第5号 2004年6月24日発行

2004年度始まりました!

今年で4年目をむかえた緑の家学校は、場所を御茶ノ水のラブグリーンフォーラムに移し,
4月21日小田原先生の基調講演会を行いました。

 小田原 健氏プロフィール 1934年静岡県生まれ。東京芝家具業界にて木工作家・職人基礎技術を修得。建築家・吉村順三氏に従事した後、東京芸術大学講師を経て(株)ベル研究所を設立。
ジェトロ派遣指導員としてスウェーデン大使館家具事業指導、フィリピン家具産業育成指導、北欧パイン材家具デザイン・製作指導などにあたる。
現在、長野県田中知事脱ダム宣言サポート、緑のダムプロジェクトの活動にあたっている。

 

会員募集のお知らせ

現在非営利法人申請中で、認可が下りるのを待っている緑の家学校は、その活動を拡げようとしています。
NPO法人としての緑の家学校は、広く一般市民を対象に、生活の基盤である住まいと身近な緑をより良くしていくための環境教育事業や調査研究事業を行うことにより、環境と調和したすみよい社会の形成に寄与することを目的としています。
広く会員,賛助会員,学生会員を募集しております。皆様のこの活動へのご協力と参加をお待ちしております。
詳しくは、緑の家学校事務局までご連絡ください。

スプリングコース授業風景

 三浦達也先生
病害虫の種類と防除法

世界の農業の危機的状態。化学肥料・合成農薬をつかう危険性。
漢方由来植物抽出液による自然農薬の効き目と効果,その使い方。

 海野先生
庭木,果樹に必要な土の成分

山の土,畑の土の違い。Ph測定,土壌測定からわかること。屋上緑化の土。これからの緑化行政とは。

 三浦武雄先生
土の性質,特性,土壌改良法について

無農薬野菜の作付け計画。痩せた土,肥えた土,土壌改良方法。自然な土壌消毒の仕方。輪作の重要性。コンパニオンプランツの使い方

 芝先生
エコロジーの考え方

私達をとりまく地球の環境悪化
の現状。今それを踏まえ、地球市民として我々一人一人がなにを見極めなにをなすべきか?

有機農園「ミディエット」

 有機農法を学び実践していくミディエット。
学校で学んだ知識を、実際に土に触れて季節ごとに旬の野菜や草花を育て食べて、自然との共存を楽しみます。
   
秋に集めた落ち葉を使った堆肥づくり,米ぬかと山土を使ったボカシづくり,ゼオライト・クンタンを使った土壌改良,自然農薬の実験的使用,コンパニオンプランツの植込みなど、ミディエットでは様々な有機農法にチャレンジしています。    
秋にはみんなで育てた野菜で収穫祭の企画もあります。みんな無農薬・有機栽培の食品オンパレードの滋味豊かなバーベキューです。 

日時:原則的に毎週土曜,日曜日の午前
会費:月額500円


生垣探偵団「ヘッジホッグ」

 生垣の調査研究を通して保存普及活動をしていく
生垣探偵団ヘッジホッグ。
一ヶ月半に一度生垣の調査にいきます。

(今までの活動内容)
第一回 2003,12,13 自由が丘周辺
古くて綺麗な混ぜ垣が多く、昭和初期の面影感じる街並み
第二回 2004,2,14 杉並周辺
生垣の続く路の楽しさと共に迷路状の狭い路地に親しみやすさも再発見
第三回 2004,4,10 三鷹周辺
ツゲの生垣が多く見られる地域。緑がとても身近に感じられる心地よい街並み。
第四回 2004,6,5 北鎌倉
地元にお住まいの緑の家学校の生徒である兼松さん,渡辺さんの案内で、風情ある鎌倉の街並みを散策
参加費: 1回500円

北軽井沢プロジェクト

 北軽ワークショップが始まりました。緑の家学校の集大成ともなるこのプロジェクト。
ワークショップでは持続循環型住宅づくりのプロセスを実地で自ら体験しながら学びます。

健康的なライフスタイルと住まいの建設との実現のために、下記を実施する予定です。

1,地元のエネルギー,太陽光,太陽熱,雨水,水力,風力,バイオガスプラントの利用。
2,自然にかえる建築材料の注意深い選定と使用。
3,電力,ガス,水道,下水を使わず、1000坪の中 での自給と循環を目指す。 4,最終的に6棟のコミュニティハウスが
 できます。