3月11日の東日本大震災それに続く福島原発事故により、緑の家学校の活動も
授業の会場使用中止や講師の方々の予定がわからなくなり、大きく影響をうけました。
大変ご迷惑をおかけしますけれど、活動予定を大幅に変更せざるを得なくなりました。
今年度の主要な活動を次のように致します。
年6回のコース授業は中止して、みどりとすまいの特別連続講座を3回開きます。
テーマ
「見えない危険を知る」
「めぐる自然と人らしい暮らしの基本」
「緑の家スタイルで都市の暮らしを耕す」で都市で豊かに住んでいく術を学びます。
6−7月「見えない危険を知る」隔週4回。
放射能などの大気汚染、有害な化学物質、電磁波、気象、気候を学びます。
9−10月「めぐる自然と人らしい暮らしの基本」隔週5回。
土と食、緑と自然、家、庭、自然エネルギーを一番知りたいところを学びます。
2−3月「緑の家スタイルで都市の暮らしを耕す」隔週5回。
明日につながるすまいとよき日本文化を提案できるように学びます。
新伝統木構法(アースディ)、地場の自然建材、緑と自然の活用、食べられる庭、
すまいから始まる町づくり。
参加費:会員千円。一般千五百円(コースは五千円)
特別連続講座 講演場所 港区立エコプラザ会議室(JR浜松町駅北口下車4分 港区浜松町1−13−1) 隔週土曜日14時〜17時 |
||
講座名 | 月日 | 講義内容 |
---|---|---|
「住まいの見えない危険」 放射能をはじめとして、電磁波、有害化学物質と、私達の周りには暮らしを
危険にする要因が多くあります。 |
第1回 6月4日(土) |
「放射能の危険な分布と気象の関係」 |
第2回 6月18日(土) |
「建物の有害な化学物質の危険性」 佐藤清先生 格式会社 テクノプラン設計事務所 代表取締役社長 建物に関わる化学物質の研究者、 化学物質過敏症患者のための住宅を多数建てる。 |
|
第3回 7月2日(土) |
「放射能も電磁波、電磁波の危険性」 懸樋哲夫先生 ガウスネット・電磁波問題全国ネットワーク代表 著書;デジタル公害、高圧線と電磁波公害、電力船電磁場被爆、IH調理器と電磁波被害 |
|
第4回 7月16日(土) |
「放射能とVOCなどの大気汚染の危険性」 津谷裕子博士 工業技術院・機械技術研究所(現在ば市の産業技術総合研究所) 元研究員 杉並秒で知られ、国内最大規模のVOC被害を引き起こしたとされる東京都のプラスチック圧縮中間処理施設1996年稼動)で被害を受け、住民被害の実態と、原因物質であるVOCのメカニズムを解明し、汚染防止に尽力した。 調査の過程ですでにイソシアネートが浮かび上がっていた。 |
|
「めぐる自然と人らしい 土と食、緑と自然、家、庭、自然エネルギーを一番知りたいところを学びます。 |
第1回 10月15日(土) |
緑のつながりを暮らしに活かす「在る集合住宅の事例」 山本紀久講師 バイオリージョン(地域圏域)という考え方から緑と生き物と住まいの関係性を学びます。 |
第2回 10月29日(土) |
地球をきれいにする「土と自然農法」 中村三善講師 あるゆるものの基本となる地球上の土を正常に保つ方法を自然農法から学びます。 |
|
第3回 11月5日(土) |
人の生理学的快適さをみたす「ローエナジーの住まい」 深川良治講師 入れ子になっている宇宙から地球そして人間社会を踏まえて、人にとっての快適さを追求するローエナジーな住まいのシステムを学びます。 |
|
第4回 11月19日(土) |
地域を知る地産地消「100km圏の家と庭の材料」 石永節生講師 生活圏にある身近な材料を探し、育て、使うメリットを学びます。 |
|
緑の家スタイルで 都市の暮らしを耕す |
1月28日(土) |
緑の家学校2011年度特別連続講座第3部 第一回 かりてかえす熱と水と光の家 深川良治講師 |
2月4日(土) |
緑の家学校2011年度特別連続講座第3部 第二回 食べられる庭 講師:芝 静代 NPO法人緑の家学校代表 |
|
2月18日(土) |
緑の家学校2011年度特別連続講座第3部 第三回 新伝統木構法 講師:三浦棟梁 |
|
3月3日(土) |
緑の家学校2011年度特別連続講座第3部 第四回 緑の家スタイル 北軽井沢の実践 講師:芝 静代 NPO法人緑の家学校代表 |
ワークショップ、見学会は随時企画して案内します。
北軽井沢プロジェクトは、会員がワークショップ以外でも利用できるように施設の整備を進めます。
「緑の家スタイル」の完全循環型モデルとして建物、設備、敷地の見学とセミナーを予定しています。
実際の、授業はどんな感じ?・・・生徒による授業レポート(2007年度)をご覧下さい。
生徒によるブログ・・・「エコロジカルな生活へ」授業についての感想などを随時UPしていきます