これまで日本特有の杉は建築物に使われる木材として、その強度か、木目の良しあしのみが大きく評価されてきた。
しかし、近年の研究によって、杉の効果が通常知られている湿度コントロールだけでなく、空気を浄化したり、人にとって有効な成分を空気中に放出したりと健康的な空間づくりに貢献することがわかってきた。
杉に含まれる有効な成分は杉の生えている各地域によって異なり、また、伐採時期、乾燥方法、製材方法、製品化の方法、保存方法などに影響を受ける。特に乾燥方法は重要であり、杉本来の能力を引き出すためには、低温乾燥や天然乾燥を行うことがもとめられる。 つまり、杉がその持てる力を発揮するためには、製造から販売までのすべての工程がしっかりと管理されていることが重要である。
今回の連続セミナーでは、最先端の研究をされている各分野の講師の方々に、杉に関わる最新の情報をお話ししていただきます。
◆◆◆ 日本の杉セミナーの詳細 ◆◆◆
各セミナーで配布した資料を公開します。
それぞれの先生の名前をクリックすると、その時のセミナーで用いた資料(PDF)を見る事が出来ます。
第1回「森を育て健康で快適な住まいを創る」
川井先生・藤田先生・榊原先生・芝先生
第2回「スギ その多様な働き」
谷田貝先生
第3回「杉の力を活かす」
志村先生・榊原先生
第4回「樹木香気成分の吸入による神経・生理に及ぼす効果」
光永先生・松原先生
第5回「木材で創造する豊かな教育環境 〜木材で学校を建てよう!〜」
「最近の子供の問題ー教育の現場から 」
小林先生・森上先生
第6回「森を育て健康で快適な住まいを創る パートII」
川井先生・藤田先生
(司会は全会を通して松原先生)
先生方の紹介はこちら
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